デザイントリニティー03


デザイントリニティー編集者/牧村

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第参回〈全は個なり、個は全てなり〉

「全は個なり、個は全てなり」すべては一つであり、一つはすべてである。まるで禅問答のような言葉ですね。心と体、そして自然はすべて一体だという事だと思います。太極拳の奥義で気を使って力を出す方法があります。これは地球のエネルギー、自然のエネルギーを取り込んで力を出すのですが、それがなかなか出来ないです。一体になれていないから?でしょうね(汗)道場で気功の練習をしているときによく感じる事ですが、体のどこかに力が入っていてうまく一体になれないです。例えば、腕が疲れるとか足が疲れるとか、いろいろな所が疲れてきます。これは余分な力が入っているから疲れるのだよ。と言われます。どんな姿勢かは、文章で書くと、肩幅に足を開いて、膝を軽く曲げて背筋を伸ばして両手を胸の前にあげて円を作ります、手のひらは開いて、指先が当らないように拳一つ半、間をあけて立ち、その姿勢を保ちます。この姿勢で深い呼吸をして、半眼といって薄く光が入る程度に目をつむる。そんな姿勢です。わかりますか?図解が必要ですね(笑)5分~10分、この姿勢でじっとしていると普通は疲れてきます。でもなれるとそれほど疲れないようになります。力の抜きどころがわかってくるのですね(笑)これが基本です。この姿勢には腰に力が入らないようにするために、膝を曲げる。呼吸が入りやすいように、背筋は伸ばす。体に入った呼吸が体の中心の丹田という部分に溜まり、それを増幅させるために両手を広げるという感じで気を体に取り入れるために理にかなった形になっています。理にかなう。ここ大事ですね。デザインも同じです。理にかなったデザインを心がけること。つまり、このデザインはどんな目的のためにあるのか?それをよく考える事ではないでしょうか?理論建ててデザインを考え、理にかなったデザインをすることは万人に納得して頂けるための基本中の基本です。目的を取り違えたデザインでは本末転倒になってしまいます。そのための見極めが重要になり、日頃から正しい目で物事を捉えられるように、日々鍛錬が必要です。体を鍛えることも同じで同時に心と正しい物の見方も鍛えられると思います。

 

公開日/2016年01月22日



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