vol.01 社名について


代表のひとりごと編集者/柏子見

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「オモイの先へ」
オフサイドの社名について

私の名前は「柏子見」と書いて「かしみ」と読みます。
珍しい苗字で、僕の知る限り日本でも10世帯あるかないかという希少性の高い苗字ですが、周りは誰もそんな事を気にしちゃいません。
動物ならば絶滅危惧種に指定され大切に保護されるのですが、私の場合、保護どころか逆に納得の行かない対応を受ける機会が多い気がします(笑)
社内の皆さん、もう少し優しく接してください…。

話が逸れましたが、珍しいが故に名前を伝える時にうまく聞き取ってもらえません。

「かしみと申します」

「え?はしみさん?」

「いえ、かしみです」

「かすみさんかね?」

「いえ、か・し・みです」

「ああ、わ・し・みさんね!」

「…それで、いいです…」

私の滑舌の問題かも知れないですが、こういうやり取りがしょっちゅうあります。
どうも見ていると、人間は初めて聞く言葉を、なんとか今まで聞いた事のある言葉に当てはめようとするみたいです。

こうして私は、鈴木さんや田中さんに比べて、無駄な時間を過ごしている気がする訳です。
一回30秒として、1年に100回あったら33時間くらい時間を費やして来たに違いない…佐藤さんや加藤さんに比べて…

オフサイドという社名も同じように、非常に伝わりづらい名称の様です。
領収書をもらう時など特に顕著で、

「宛名はどうしますか?」

「オフサイドでお願いします」

「おプさいど?」(何故濁点が付く?)

「オフサイドです、オ・フ・サ・イ・ド…」

「おくさいど?」(臭いのか?俺は…)

Jリーグができてサッカーが盛り上がったお陰で、最近は「サッカーのオフサイドです」という殺し文句が使える様になりましたが、
それでも領収書に「サッカーのオフサイド様」と書かれた事もあったりします…

この聞き取りづらい社名と、珍しい名前が組み合わさると最悪なパターンとなり、
初めての電話など何度も聞き返されるので、相手先に申し訳無いなと思う事がよくあります。
…すみません…でも、どちらも簡単に変えられないので我慢して下さい(笑)

さて、ここからがやっと本題ですが、
この聞き取りづらい社名が何故できたのかというと、それは一冊の本にあります。
野坂昭如という作家が書いたエッセイ集「敵陣深く」。
その元となった週刊誌の連載タイトルが「オフサイド」だったのです。
オフサイドを立ち上げたメンバーがその言葉に触発され、社名にしたのだと聞いています。

おかげさまで今年40年目を迎えたオフサイドですが、改めてその存在理由を問われた時に、まさにこの社名が体現しているのではないかと思うのです。
オフサイドのクライアント数というのは決して多くありません。
ただしクライアントの内部に深く入り込む事に関しては負けないと思います。
「狭く深く」「外注ではなくパートナー」
その上でなければ最良のクリエイティブはできないと考えるこのスタンスが、オフサイドの価値であり存在意義なのだと。

多少反則になろうと常に相手の一歩先を走りながらゴールを目指す、それが創業から脈々と続くオフサイドの原動力です。

「オモイの先へ」

このキャッチフレーズにはそんな思いが込められています。

クライアントのオモイの一歩先へ
消費者のオモイの一歩先へ
世の中のオモイの一歩先へ

これからも様々な一歩先を目指して走り続けて行きますので、オフサイドをよろしくお願いします。

2016年1月
柏子見友宏

公開日/2015年12月23日



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