デザイントリニティー22


デザイントリニティー編集者/牧村

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第廿弐回〈心を整える〉

武術は心を正しい方向へ導くための道しるべだよ。というお話を聞きました。これは太極拳を含め様々な武術がありますが、どれも体を鍛えて心強くすることをめざします。心が強くなればどんな状況になっても平常心で物事に対応できます。これが大事で心が乱れないことは精神的に健康な状態を保てるという事です。体が不調になる原因の多くが精神的なことから現れることが多いと言われます。なので心の健康が体の健康に繋がるという事です。その心の健康を保つために武術があるのです。でもここでひとつの疑問が生じます。武術で戦うという行為がありますが?なぜ戦うのか?ということです。その疑問の答えとして「心を整える」ということです。心が乱れる原因は外的要素がほとんどで、例えば敵が攻めてくる?そんな時になにもできなければ相手にやられてしまい心が傷つきます。これではダメです。相手を倒すか?相手に攻められないようにするか?ということになります。それには力が必要です。守る力、専守防衛ですね。身を守る力として武術は大事ということですね。それと、病気など体内での敵との戦いもあります。体を鍛えることで病気(ウィルスなど)とも戦います。それには精神的な心の強さも大切です。人の意識は時として生命をも凌駕します。事故により神経がダメージをうけて体の一部が麻痺することがあります。こんな時は精神的な強さが回復のカギになると言われます。奇跡の回復などのエピーソードの数々も人の考えを超えた生命の力がカギになると思います。なので心と体を整えることで、怪我や病を克服できると思います。現代において敵が襲ってくるということはあまりありません。それよりも身体の不調の方が多いと思います。精神的な病気など原因のわからないものも増えています。よく言われることでそれはストレスだと。ストレスも全くないとこれもまたダメなようで、なんとも難しい世の中ですね。調体、調心、調息。三調、これをうまく調えるのが太極拳武術のもっとうです。なにも体だけ強くあっても役にはたたないのですね。

公開日/2018年05月10日



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