vol.20 石川和也は「穴に落ちた男」だった


代表のひとりごと編集者/柏子見

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昔、だれかが書いていた。

「映画のストーリーは2つしかない。
男が穴に落ちる話か、穴に落ちた男が這い上がる話だ。」

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石川和也はデザイン事務所を1社経て、中途採用でオフサイドに入った。

寡黙なキャラクターと、最近は顎ひげを伸ばしているので、
初めて会う人は、彼の事は登山家かペンションのオーナーか何かと思うかも知れない。

「友だちの旦那がデザイナーで、転職したがっているんだけど」

きっかけは、会社の女子スタッフの紹介だった。
会って作品を見せてもらうとなかなか良い。
早速入社してもらったのだが、いざ仕事を出してみるとどうもイマイチ。
(これは…ハズレかも…)

中途採用ではよくあることで、作品はすごく良いのにいざ入れてみると、
期待通りの仕事が上がってこない。

得てして作品は自分の実力ではなく、先輩やディレクターの指導のおかげというパターンだ。
石川くんもそのパターンか…?社内での期待値は一気に地に落ちた。

「辞めてもらった方がいいんじゃないの…」

という声も上がる始末だった。

ところがどうだろう、現在の彼は押しも押されぬデザインのエース。
彼なしでオフサイドは成り立たない存在だ。

一度穴に落ちた男は、また這い上がって来たのだ。

では何故、石川くんは華麗なる復活を遂げたのか?
そもそも入社当時のダメさは何だったのか?

それは彼に直接聞いて欲しい。
そこには、穴の底を見た男だけが知る教示があるに違いないから。

2018年3月

公開日/2018年03月28日



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