vol.16 三輪英二は「ピクセルな男」である


代表のひとりごと編集者/柏子見

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よく二元論的なくだりで文章を始める。
多分、これからもよく使うだろう。そして今回も…

クリエイターには二種類ある。
ミリ単位にこだわって緻密に制作するタイプと、野生の勘で、ざっくり制作するタイプ。
どちらが良いか悪いかは決められないが、これは性格というか、いわゆる性分なんだろうと思う。

三輪英二、通称ミワッチ。
プログラマーである。
そして多分、オフサイドで最も緻密な男である…多分。

その昔、ミワッチはMacのアイコンを作って、個人的にネットで公開していた。
当時の今のようにパソコンの解像度も高くなかったので、アイコンの自由度は低く、
16ドットや24ドットという制約の中で、いかに表現するかが腕の見せ所だった。
1個のピクセルの色を変えるだけで見え方も変わる。
ミワッチはそんな1ピクセルにこだわって、アイコンを作っていた。

そんな訳で、例えばWebデザイナーが作ったサイトが1ピクセルずれているだけでも許せないらしく、厳しく指摘をする。
そんな様子を見ると「ミワッチより先に生まれて良かった…」と、野生の勘系男子の柏子見は、胸をなでおろすのである。

ミワッチが緻密な男になったのには訳がある。
昔、まだパソコンの黎明期、ミワッチは学校のパソコンでゲームを作っていた。
そこはまさにドットの世界、いかに少ないピクセルで軽くスムーズ、それらしく動かすか試行錯誤の連続。
そのミニマリズムが今のミワッチを育んだと思われる。

実はミワッチはオフサイドに入社した時は、3DのCGデザイナーだった。
デザイン感覚とプログラミング・スキルを兼ね備えた人間は、なかなかいない。
むしろ相反する事が多い。それに加えての緻密さ。

オールウェイズ黎明期、ノーリーズン過渡期のWebの大海原において、
このミワッチの持つスキルと探究心、そして緻密さは欠かせない。
そして今日もミワッチは、ソースとピクセルの荒波受けを泳ぎ続けるのだ。

2017年11月

公開日/2017年12月07日



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